Blender ダイアログを任意の位置に表示させる

Blender

ダイアログを任意の位置に表示させる方法

一部の機能では、設定などを行うためのダイアログが出る場合があります。このダイアログはどの機能であってもデフォルトでは3DViewの左下付近に表示されます。

機能ごとに内容は違うが画面左下にこのようなダイアログがでてくる

ダイアログを少しでも使いやすくするために、F9キーを使ってダイアログを任意の場所で開くことをお勧めします。例ではF9でダイアログをカーソル直下に表示させている様子です。右下のダイアログも生きている状態になっていますので、どちらのダイアログからも設定可能になります。

ダイアログを任意の位置に表示させる意義

ダイアログがあることの認識

このダイアログは重要かつ便利な設定を持っていることが多いのですが、デフォルトでは閉じた状態で表示されているため、意外とダイアログに気が付かない人が多いようです。(下記画像参照)

デフォルトではこのような状態になっている

またBlenderの場合、一度機能を実行させないとこのダイアログが出ないため、機能呼び出し→実行前に設定→実行→確定ではなく、一旦実行→ダイアログで設定→確定というやや直観的ではない順序になります。この挙動に初心者が躓きやすいといわれますが、長年この状態なので、おそらく修正される可能性は低いのではと思います。

一旦実行→ダイアログ表示という順序を変えることはできませんが、機能実行後にF9を押すことで、マウスカーソル位置にダイアログが開くことになり気が付きやすくなります。

機能の再設定

このF9によるダイアログ表示は、「最後に実行した機能の再設定」の意味合いも持ちます。

例では面のinsetを行っています。一度insetを実行したあと選択を外しF9を押すとダイアログがもう一度開きます。このダイアログを設定すると(例の場合はThicknessの値)先ほど実行したinsetの状態が変わることがわかります。つまり再実行ではなく再設定が可能です。

(新たに機能を実行すると、今度は2番目に実行したinset部分が再設定される形になります。アンドゥで戻った場合にはF9で機能の再設定はできません)

このように、手元にダイアログが開けること、F9呼び出しで再実行が可能なことなどから、「ダイアログをF9で開く」を癖づけておくとBlenderでの作業効率を上げることがができると思います。

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