MキーのMerge(マージ)メニューでのマージ
MキーのMerge(マージ)メニューから頂点をマージ(繋げる)する方法です。Mergeメニューではいくつかのマージ方法があります。
At Center(中心に)
選択した頂点の中心でマージします。距離的な中心点でのマージになります。
At Cursor(カーソル位置に)
3Dカーソルの位置でマージします。任意の場所でマージしたい場合はこの方法がいいでしょう。
Collapse(束ねる)
繋がった選択範囲を1セットとして各セット毎の中心でマージします。例では繋がりのない選択を6セット分していますが、セット毎の中心でマージしているのが分かります。
At First(最初に選択した頂点に)
最初に選択した頂点の位置でマージします。
At Last(最後に選択した頂点に)
最後に選択した頂点の位置でマージします。アクティブ要素へのマージと同義です。
By Distance(距離で)
Merge Distance(統合距離)を指定してマージします。かなり近接している頂点をマージしたいときなどに使います。Unselected(非選択部)をチェックすることで選択していない頂点も対象に含めることができます。
重複頂点を一括で解消する
By Distanceでは重複頂点を解消するためにつかうこともできます。重複頂点とは同位置にありながらも繋がっていない頂点で、基本的にはアーティファクト(不自然な状態)になります。
例ではいくつかの場所で、重複頂点が存在しています。頂点をAキー全選択し、By Distaceでマージすることで重複頂点を一括で解消しています。重複頂点を解消するためだけであればMerge Distanceは初期設定のままで大丈夫です。
AutoMerge+頂点スライドないしスナップでのマージ
AutoMergeを有効にして、スナップか頂点スライドにて頂点をマージする方法です。Mergeメニューでのマージとともに多く使うMerge方法です。
AutoMerg+頂点スライド
AutoMergeを有効にします。GGキーで選択した頂点をその頂点が所属するエッジに沿ってスライドさせることができます。隣の頂点までスライドできますがAutoMergeが有効になっているので、頂点が重なった位置でマウスを離すと頂点がマージされます。
AutoMerge+スナップ
Snap(スナップ)を有効にし、対象をVertex(頂点)にします。頂点を選択しGキーで移動させ、マージさせたい頂点までマウスを動かします。スナップが有効なので十分目的の頂点に近づくとカチッと嵌るように頂点が重なります。この時点でマウスを離すと頂点がマージされます。エッジで繋がっていない頂点をインタラクティブにマージすることができます。
まとめ
頂点のマージはモデリング中かなり頻繁に使う機能ですので、挙動や使いどころはぜひ習熟することをお勧めします。