繋がったポリゴンを一括で選択する方法
繋がったポリゴン(シェルなどと言います)を一括で選択するにはPick Linkedを使います。ショートカットはLキーです。またShift+Lキーでシェルの選択を解除します。オブジェクト内でも部品ごとに分けたポリゴンパーツなどを選択する場合に非常に便利です。
選択したいシェルの上にマウスカーソルをのせてLキーを押すと、マウスカーソル下のポリゴンの繋がった部分をすべて選択します。頂点選択モード、辺選択モード、面選択モードそれぞれで機能します。(頂点モードや辺モードの場合、頂点や辺に重なるようにマウスカーソルを置くようにしてください。あまりずれているとPick Linkedが実行されません)
例では、シェルをLキーで選択、Shift+Lキーで選択解除している様子と、最後のグリッドを切り離してそれぞれのシェルを選択している様子です。
Lキーで選択した場合、デフォルトではシェルを選択する形になりますが、「何を境界にするか」で選択方法を設定することも可能です。
※基本的にシェルの選択であることには変わりません。以下の選択方法でも繋がっていないポリゴンは選択されません。
Normal
繋がったポリゴンを選択・選択解除します。デフォルトの設定です。
Material
マテリアルIDを境界として選択・選択解除します。マウスカーソル下のポリゴンに割り当てられたマテリアルIDと同じマテリアルが割り振られているポリゴンを一括で選択します。
例では一部分を異なるマテリアルに指定したあと、マテリアル範囲の境界で選択が分かれています。
Seam
UVのシームを境界として選択します。
例ではシームを付けた後に、シームを境に選択が分かれています。
Sharp
シャープマークを境界として選択します。
例ではシャープマークを付けるとシャープマークを境に選択が分かれています。
UVs
UVアイランドを境界として選択します。基本的にはシームと挙動が似ていますが、UVではシームを持たないUVアイランドも存在しますので、あくまでUVアイランドを境界にしたい場合はこちらを設定するとよいでしょう。
例ではシームが付いた部分ではなく、UVアイランド毎の選択になっています。